’18 日光・高崎放浪記 (2)

…県道から路線バスに乗り、いろは坂を登って50分。

 

中禅寺湖畔の『二荒山神社中宮祠』に到着。

 

中禅寺湖

 

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歩道が、雪に埋もれている。

 

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輪王寺付近の状況から見ても、おそらく雪は少ない方ではないだろうか。

 

北風が強く吹いて、身が切れるほどの寒さ。

 

午前11時の中禅寺湖の気温を調べてみると、氷点下5℃。

 

しかも、この日の最高気温なので真冬日

 

下界にいたら氷点下5℃なんて、まず体験する事は無い。

 

最初は手袋をしていたが、カメラを使いづらいので外した。

 

二荒山神社中宮祠。

 

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世界遺産エリアの二荒山神社と、この中宮祠、そして男体山の頂上にある奥宮の三社で、日光二荒山神社は構成されている。

 

そして『日光』という地名の由来も、男体山が発祥という説がある。

 

それは後に詳しく書くとして、中宮祠に参拝する。

 

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中宮祠は標高1,236m、男体山の懐に鎮座する。

 

つまり、東京スカイツリーの倍の高さにある。

 

後方に、男体山が見える。

 

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拝殿。

 

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楽殿

 

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『二荒山上奥宮登拝口』

 

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シーズンになると、ここから男体山山頂を目指して登拝者が入山して行く。

 

冬季は、入山禁止。

 

『下社』と『中宮祠』を参拝したので『奥宮』まで登りたいが、標高2,486mの山頂にあり、それなりの装備が必要。

 

それに、東武日光駅から神橋までの緩い坂を上るだけで息が上ってしまうのだから、話にならない。

 

中宮祠から中禅寺湖

 

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県道を、停留所を二つ戻った中禅寺温泉まで歩く。

 

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氷点下5℃の中に30分いるだけで、両手が赤くなって来た。

 

『しもやけ』の感覚も、忘れてしまっている。

 

ハクチョウたちも、雪の中。

 

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歩道を歩けないので、車道の端を歩く。

 

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雪質は、粉雪。

 

強い北風に雪雲が流されて、パラパラと雪が降ってくる。

 

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男体山

 

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中禅寺湖から、大谷川へ。

 

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坂東観音霊場三十三箇所の内の第十八番札所、中禅寺。

 

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前回中禅寺に来たのは、8年前。

 

ここから日光に下りてから、JR宇都宮駅を経由して仙台に向かった。

 

その翌年に震災が起きたので、以来仙台入りしていない。

 

今年は、五月頃に行きたい。

 

大谷川は、この先『華厳の滝』となる。

 

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大鳥居。

 

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正午、中禅寺温泉停留所に到着。

 

始発のバスが来るまで、待合所でお茶を買って暖を取る。

 

赤くなった指に血流が戻って、生き返る。

 

男体山の全景を見て、改めて思う。

 

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男体山は修験の山であり、日本百名山に数えられ、何より、『日光』という地名発祥の山。

 

全てが、ここから始まっている。

 

まさに雄大な『霊山』の姿を眼に焼き付けて、バスに乗って東武日光まで降りる…。