桜紀行 '16 横浜編 (2)

称名寺を出て、門前の坂道を南に向かう。

坂を降りた先にある八幡神社

 

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更に歩くと、平潟湾に出る。

 

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かつて平潟湾は八幡神社から金沢文庫駅前付近、つまり称名寺のある高台の麓付近にまで広がっていた。

八幡神社の先に今も残る『洲崎町』は、その名残。

鎌倉時代、平潟湾には『六浦湊(むつらみなと)』があった。

海を通じて房総半島などと鎌倉を繋ぐ大変重要な港で、六浦湊と鎌倉を結ぶために整備されたのが金沢街道であり、鎌倉と六浦を隔てていた山を貫く朝夷奈切通しが作られた。

北条氏が金沢に分家を置いたのも、鎌倉の物流と防衛を守る為だったと分かる。

平潟湾の上を走るシーサイドライン

 

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洲崎町の小さい公園で小休止して、金沢八景駅へ向かう。

街路樹の桜。

 

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国道に出ると、源頼朝三島明神を勧請した瀬戸神社が鎮座し…。

 

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向かい側には、琵琶島神社。

 

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現在は陸続きだが、かつては『島』だった。

国道を渡る陸橋前に、工事の案内板。

 

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現在のシーサイドライン金沢八景駅は仮駅。

 

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京急金沢八景駅に隣接する位置まで八景駅を移動させる工事を実施中。

 

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ここにあった小さい商店街の面影は無い。

本格的に始まった再開発を目の当たりにして、とても複雑な気分だ。

京急金沢八景駅

 

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今回はこれで横浜を離れる予定だったが、途中もう一ヶ所の桜を見て行こうと思い予定変更。

桜紀行横浜編は、まだ続く…。