'19 日光・宇都宮放浪(3)
・・・3月1日、放浪二日目、午前7時半頃に目が覚める。
朝の、宇都宮。
まだ曇っていてすっきりとしないが、歩いているうちに晴れるだろう。
朝のとちテレを見ながら、前日に買ったおにぎりで朝食。
3月1日は、栃木県の公立高校の卒業式らしい。
地元に比べたら、結構早い。
今日は、昨日調べた戊辰戦争の史跡を巡る。
その前に、行っておきたい場所がある。
ここ数年の宇都宮滞在で、すぐ近くにあるのに気付かなかった。
そこは宇都宮市街にある、桜の名所。
毎年『桜紀行』を書いている身としては、押さえて置きたい場所だろう。
午前9時、チェック・アウト。
栃木県庁の裏手にある、八幡山公園に向かう。
県道から奥に入り、栃木県庁へ。
途中に見えた、宇都宮二荒山神社の杜。
程なく行くと、栃木県庁に出る。
大通りから一歩外れると、とても静か。
これは川越もそうで、人が集まっている所だけを歩いていたら、その街の本当の姿は分からない。
だから放浪に出た時は、なるべく郊外も歩く事にしている。
県庁の脇を抜けると、八幡山公園に到着する。
宿からは、県庁の建物に遮られてよく見えない。
宿から徒歩で10分程度で桜の名所に行けるのだから、不覚だった。
坂を上った先に、桜の広場がある。
折角だから桜紀行で訪れたいが、桜の都合に合わせるのは難しい。
これからは、毎年チェックして行こう。
宇都宮タワー。
八幡山公園には、小さい動物園が併設されている。
そこには世界最大のネズミ、カピバラがいる。
更に奥へ行くと、八幡山公園の名の由来になっている、塙田八幡宮が鎮座する。
塙田八幡宮は、宇都宮城主だった奥平氏が、宇都宮城の北の鎮護として建立したか、元々あった社を八幡宮として再建したとされる。
祭神は、誉田別命。
社殿。
この一帯は静かでいい場所なので、餃子を食べに行ったついでに立ち寄って、一息つくのもいいだろう。
再び県道に出て、朝の二荒山神社へ。
宇都宮パルコ。
営業終了の報から一夜明け、昨夜には無かった『閉店フェス』の看板が掲出されている。
県道を渡って反対側からバスに乗り、本日最初の目的地の『六道(ろくどう)』へ向かう…。