'17 川越放浪記 (3)

…10月16日、放浪二日目。

 

前日よりも、雨が強く降っている。

 

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川越駅まで歩き、今回の放浪の目的地へ。

 

朝8時に起きて、9時にチェック・アウト。

 

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東武東上線で二つ先の駅、霞ヶ関で下車。

 

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ここから北へ真っ直ぐ歩いて行くと、上戸(うわど)日枝神社に着く。

 

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この神社は、平安時代に付近の河越荘を支配した河越氏が建立した神社。

 

元々『河越』という地名は、入間川を挟んだ一帯を指した。

 

現在の川越市街は、江戸時代に松平信綱川越城と共に整備した城下町が基になっている。

 

ここから東へ、入間川に向かって歩く。

 

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国指定史跡の『河越館跡』がある。

 

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十年ほど前に初めて来た時、ここは雑草が生い茂るただの空き地にしか見えなかった。

 

しかし近年、本格的な発掘調査を行ったうえで、史跡公園として整備された。

 

どんな風に整備されたのか、一度見て置きたかったのだ。

 

敷地は、隣の常楽寺と上戸小学校の一部を含んでおり、かなり広い。

 

十年前には入れなかった敷地内に、初めて踏み入って見る。

 

常楽寺本堂の西側。

 

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豊作の柿の木の向こうに見えるのは、戦国時代の土塁の跡。

 

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11月には、ここで流鏑馬が行われる。

 

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すぐ隣にある、河越山常楽寺

 

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常楽寺は、館の敷地内にあった持仏堂が時宗の寺として残ったと言われる。

 

本堂。

 

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お参りをして、入間川へ。

 

山門の隣の空き地にも、館跡の石碑がある。

 

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すぐ向かいに、入間川が流れる。

 

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河川敷は、降り続く雨ですっかりぬかるんでいる。

 

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誰も堤防を散策する人も無く、容赦なく降る雨の中を歩く。

 

観光地としての川越もいいが、閑静な河川敷を歩くのも個人的には好きだ。

 

東上線の鉄橋。

 

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上戸方面。

 

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当分、川越に行った時はここに通うかもしれない。

 

霞ヶ関駅に戻り、『ぎょうざの満洲』で昼食。

 

再び、川越に戻る…。