'17 川越放浪記 (1)
今年の川越祭りは、10月14・15日。
一週間前から天気をチェックしていた。
その時から雨の予報だったが、日が近づくにつれて悪くなり、結局一週間以上続く長雨の期間にハマッてしまった。
昨年から、祭り当日に一泊している。
祭り二日目の夜に泊まり、翌日は放浪に出るという日程。
いつもは東武東上線か西武新宿線で川越入りするが、今回は早めに出てJR回りで向かう。
快速川越行きが来るまで、通過する新幹線を撮ってみる。
北陸新幹線『かがやき』
日本海側に出る事は滅多に無いが、一度は乗ってみたい。
埼京線快速川越行きに乗って、12時に川越着。
運賃は高くなるが、所要時間が東武や西武とあまり変わらない。
ここから西は、八高線経由で八王子に出れる。
改札を出ると、しっかりと雨が降っている。
午前中の早い段階で二つの行事の中止が決定しているのも納得の降り。
山車が街に出ずに、櫓の中でお囃子を演奏している。
祭りの雰囲気はあるが、やはり寂しい。
とりあえず、裏道を通って丸広へ。
九月までビヤガーデンで賑わっていた屋上。
来年の夏は、飲んだくれてみようか。
晴れていれば、秩父の山並みが見えるはずの西側。
祭りの期間中は、屋台村が出来る駐車場。
人も屋台も、少ないように見える。
宿のチェック・インまで2時間ほどあるので、いつもの喜多院ルートを歩く事にする。
普段は蔵にしまわれているが、祭りになるとシャッターを開けている。
雨で昼間の行事が中止になって、果たして開けているかどうか。
蔵の前に到着して、正面に回ってみると…。
出る予定は無いようだ。
気を取り直して、喜多院へ。
雨で、人影もまばら。
境内の桜も、紅葉を始める頃。
参道を歩いて、隣の成田山川越別院へ。
中でお不動様にお参りして、川越城へ。
川越城富士見櫓跡。
富士見櫓の裏手に、本丸御殿がある。
この場所に、最初に城を築いた太田道灌の有名な伝説に因んで『川越山吹の里』の碑。
この話しも、雨の日が舞台だ。
この伝説の舞台は川越だけではなく越生や江戸にもある。
そのため、どこが舞台なのか、はっきりしていない。
川越城西の丸跡に立つ川越市立博物館で、面白そうな企画展が開かれているのを発見。
前日から始まったばかりで会期に余裕があるが、翌日に回す事にする。
そして、川越氷川神社。
ここの山車は、日本武尊。
蔵が開いている。
近くまで寄ってみる。
お囃子を聴くだけでも、祭りの気分が出ていい。
川越氷川神社。
ここに、各町会の山車が立ち寄る『神幸祭』があるのだが、雨で中止。
櫓で、お神楽。
氷川神社の境内へ。
太田道灌手植えの、矢竹。
大鳥居を見て、本日の宿へ向かう。
三芳野天神会のお神楽。
市役所前。
ここで山車揃えが行われる予定だったが、雨天中止。
来賓席も、雨に濡れている。
蔵造り通りへ。
元町一丁目の山車、『牛若丸』。
蔵造り通りの南端、札の辻。
夜は、ここで待機する予定。
メインストリートだけあって、それなりに人が出ている。
祭りの時は、歩行者天国。
時の鐘。
途中、街中を行く山車に遭遇。
ビニールを掛けて、人形も出せない状態。
確かにこの雨では、無理も無い。
ゆっくり歩いて、午後三時過ぎに宿に到着。
丸広が、雨に煙っている。
宿に入る前、丸広裏の屋台村で唐揚げを買い、丸広の地下で地酒のワンカップを買う。
次回は、夜の川越…。