日光放浪 '16 (1)
2月22日、毎年恒例の日光詣でに出る。
午前四時半に自宅を出て、最寄り駅から始発に乗って上野駅へ。
上野東京ラインの開通で少なくなった上野始発の宇都宮行きに乗って、午前7時半に宇都宮駅着。
今年が暖冬傾向だった事は、駅前から見る風景で実感できた。
山肌は黒く見える。
東武日光駅前にも雪は無い。
駅前から神橋までの緩やかな坂道を一気に登る、毎年恒例の儀式。
標高543mからスタート。
昨年は途中で足を止めてしまったが、今年は登り切る事が出来た。
標高592m地点。
標高差49mを約1.4km掛けて登る。
途中平坦な所があるので、二段になっている。
早速天海僧正に朝のご挨拶。
神橋。
日光山内に入る表参道。
更に坂を登る。
ちらりと雪が見える。
日光を開いた、勝道上人。
像の後ろには、雪掻きで積まれた雪。
これでも、去年に比べれば少ない感じ。
輪王寺三仏堂、まだ改修工事中。
この旅の一番の目的は、輪王寺のお札を直接返してお焚き上げしてもらう事。
任務を終えて、山内の散策。
大法輪塔。
雪はかろうじて残っているが、見れただけでも目的は果たした。
この付近で、標高634m。
毎年東京スカイツリーのてっぺんまで、三時間以上掛けて登っている事になる。
東照宮前から参道を見下ろす。
毎年始発に乗ってくる理由はただ一つ。
観光客が押し寄せる前にここへ来て、冬の山寺の雰囲気を味わうため。
身を引き締める冷気が、何とも言えず心地いい。
日光はオールシーズン賑わうが、僕は冬の日光が一番だと思っている。
ここは、杉並木で日陰になっているため、積もった雪が氷状になって残っているのが毎年の光景。
ちなみに、昨年の参道…。
白く見えるのが、踏み固められて硬くなった雪。
それが今年は…。
土がむき出しになって、雪が無い。
今年が暖冬だった、一つの現れ。
境内。
山内を回り終えて、県道へ向かって坂を降りる。
いつからこう呼ばれているのか気付かなかったが…。
降りた先に停車中の、日光江戸村の無料送迎バス。
途中の待合所で一休みして、再び坂を降りて日光駅に戻る。
日光金谷ホテル。
大谷川を渡って…。
キティーちゃんにお会いして…。
いつもなら、東武に乗って宿がある宇都宮に向かうのだが、今回はJRで宇都宮に戻る事にする。
さらば、日光連山。また来年…。
午後1時、宇都宮駅着。
宇都宮駅構内の餃子専門店で2種類の冷凍餃子を買い、自宅へ宅配する。
お袋が宇都宮餃子を食べてみたいというので、午前中に着くようにした。
JR宇都宮駅から、東武宇都宮駅近くのホテルまでゆっくりと歩き、午後2時過ぎにチェックイン。
日光放浪の時に定宿にしているホテル。
1年ぶりに戻って来た。
ようやく荷物を降ろし、夕飯の時間まで仮眠を取る…。