放浪記
…3月17日、今年も桜紀行は川越からスタート。 午後1時、川越に到着。 三日前に東京で、雪の中の開花宣言。 その頃に、川越喜多院のしだれ桜が見頃になる。 午後の昼下がり、三日前に雪が降ったとは思えない川越の青い空。 喜多院近くの公園で、和光のカツ丼…
…壬生城址公園から壬生町役場を通って徒歩15分程、雄琴神社に到着。 長い参道を歩く。 社殿。 元々は、平安時代に清原氏が祖先の舎人親王を祀ったのが始まりとされ、『藤森神社』と称した。 後に、壬生氏の祖胤業が近江国雄琴から、遠祖の小槻今雄を勧請して…
…慶応4年(1868)4月16日から17日にかけて、奥州街道(日光街道)の小山で新政府軍に勝利した旧幕府軍は、日光西街道を北上して壬生を通過する事を認めるよう、壬生藩に要請する。 しかし、混乱を恐れた壬生藩はこれを拒絶、旧幕府軍は間道を通る羽目にな…
…壬生城は、文明年間に壬生胤重によって築かれたのが始まりとされる。 その後壬生氏は、秀吉の小田原征討の時に北条氏に味方していたため、天正18年に滅亡する。 この年に結城秀康が入城して以来、日根野氏→阿部氏→三浦氏→松平氏→加藤氏と城主が変わったが、…
…栃木県下都賀郡壬生町は、日光西街道の宿場町であり、壬生藩の城下町でもある。 壬生駅から西へ行くと、蘭学通りに出る。 通りを北上すると、壬生宿本陣『松本家』がある。 壬生宿の名主、松本庄兵衛宅が本陣を務めていた。 壬生宿は日光へ向かう街道にある…
…2月18日、放浪2日目。 外は綺麗に晴れ上がった。 昨日コンビニで買った朝食を食べながら、とちテレの天気予報を見る。 今市で、雪が舞っているらしい。 空気が入れ換わって、今日は冬型。 壬生町に行く予定だが、その前に行けるかどうか。 日没までに放浪を…
東武日光11時31分発、新栃木行きで一旦南下。 6050系に乗れるのは、こういう機会しかない。 浅草に乗り入れていた頃が、懐かしい。 新栃木で乗り換えて、隣の栃木で下車。 12時半なので、昼食タイム。 ついでに、周辺を少し歩く。 13時14分発、栃木始発東武…
...2月17日、今年の日光・宇都宮放浪へ出発。 浅草、午前5時45分。 二年ぶりに、東武で日光入りする。 近くにある吉野家で牛丼弁当を買って、駅構内で食べる 午前6時30分発の『リバティけごん』東武日光行きで、一路日光へ。 約2時間の乗車、今年最初の長旅…
…六道口から東武宇都宮駅に戻り、次に向かうのは安塚。 東武宇都宮線は、8000系から東京メトロ日比谷線直通運転用の車両を改造して投入。 8000系は、5月で廃車になった。 これで8000系に乗れる区間が、また減ってしまった。 在りし日の、東武宇…
…県道から路線バスに乗って、六道へ向かう。 六道は、宇都宮西部を通る三本の街道が交わる地点。 付近には、仏教の『六道』に掛けて閻魔堂がある。 1868年(慶応4)4月23日、この六道口で宇都宮城を守る旧幕府軍と、宇都宮城を奪還するために北上し…
・・・3月1日、放浪二日目、午前7時半頃に目が覚める。 朝の、宇都宮。 まだ曇っていてすっきりとしないが、歩いているうちに晴れるだろう。 朝のとちテレを見ながら、前日に買ったおにぎりで朝食。 3月1日は、栃木県の公立高校の卒業式らしい。 地元に比べ…
…宇都宮駅から、ゆっくり徒歩で宿に向かう。 全く止む気配のない雨の中を、毎年の定宿へ。 バスの本数が多くて便利な西口だが、バスに乗ると宿入りの時間が早すぎる。 一年ぶりの宇都宮市街を時々休みながら、ゆっくり、ゆっくりと歩く。 午後1時半、東武宇…
…2月28日、日光巡拝に出る。 今年は2月に入ってから体調が優れず、雪が降った頃は人生初のインフルエンザになっていた。 結局、2月の最終日ま行く時間が取れなかった。 朝5時に始発電車に乗って浅草へ向かうが、東武が信号故障で不通という情報が入る。 復旧…
…4月3日、多摩ニュータウンの南大沢へ行く。 ニュータウンには何度か行ったが、南大沢は初めて。 昼過ぎに、南大沢到着。 四月初めなのに、暑い。 駅で炭酸飲料を買って、改札へ。 駅前はすっきりしていて、広く感じる。 改札を出て右へ、首都大方向に向かう…
…金沢文庫駅から京急に乗って、隣の金沢八景駅へ移動。 金沢シーサイドラインに乗り換える。 現在、駅前の再開発に合わせて、京急の金沢八景駅に直接乗り入れるための工事中。 国道を挟んだ仮駅から、着実に延びて来ている。 仮駅からの眺めが見られなくなる…
b…3月31日、横浜市金沢区の称名寺へ向かう。 4ヶ月ぶりの、里帰り。 調べてみたら、昨年の桜紀行で訪れたのは4月13日。 昨年より、半月ほど早い。 如何に今年が、開花のペースが早いかが分かる。 駅前から坂道をゆっくり上がって徒歩10分、称名寺に到着。 毎…
…3月29日、浅草の隅田公園へ。 東京の満開からかなり日が経って、そろそろ終わるかと思いながら向かう。 お馴染みのスリーショット。 さすがに、人出が多い。 実際は、まだ満開状態を保っていた。 スカイツリーの足元の、墨田区側の桜。 この日、今年最初の…
…今年の桜は、異常に早かった。 開花予想が早まって、その分、満開が一週間早まった。 今年は新規の場所を開拓しようと思っていたが、開花から満開までに間が無かったので、断念せざるを得なかった。 …3月23日、川越の喜多院へ向かう。 目的は、境内のしだれ…
…『山田かまち美術館』を出て、来た道を戻る。 和田橋を渡って、高崎城址公園へ。 1598年、徳川四天王の一人、井伊直政によって築城された。 城の西側を通る中山道と三国街道の分岐地にあたり、交通の要衝だったため、江戸期を通じて譜代が城主を務めた。 明…
…以下は、私見。 山田かまち(1960~1977)の作品を見ていると、彼がいつも『本質』を見極めようと苦悩・苦心していた事を、強く感じる。 絵画に見る、鋭い観察眼。 詩文に感じる、強い言葉。 彼が夢中になった、音楽。 どれについても深く理解しようという…
…高崎駅から山田かまち美術館へは、西口からほぼ直進して徒歩30分。 市内の巡回バスがあるが、高崎観音を経由するルートで1時間に1本程度。 今回は中心部を循環するバスに乗り、烏川に一番近いバス停で下車。 ここから、徒歩で烏川を渡って美術館に向か…
…2月6日、放浪二日目。 にわか雪が降った、翌日の朝。 日光連山を望む。 前日に買って置いたおにぎりを食べ、午前9時前に宿をチェック・アウト。 徒歩で、JR宇都宮駅へ向かう。 駅のお店で、冷凍の宇都宮餃子の宅配と、小さい日光湯葉を購入。 今日は、…
…18時に起きて、夕飯を食べに行く。 いつものドン・キホーテの地下で、宇都宮餃子。 日光の湯葉と共に、外す事は出来ない。 今回は、みんみんの焼き餃子。 薄皮で小振りなので、二人前で丁度いい。 しっかり食べて、一階で地酒とつまみを買って、宿へ戻る。 …
…中禅寺湖を出て50分後、東武日光駅に到着。 これから宇都宮の宿に向かうのだが、その前に、昼食をどうするか。 このままJR日光線で宇都宮に出て駅前で食べるか、ここで湯葉そばを食べて東武で宇都宮に向かうか。 日光線には、昨年乗っていない。 宇都宮線…
…県道から路線バスに乗り、いろは坂を登って50分。 中禅寺湖畔の『二荒山神社中宮祠』に到着。 中禅寺湖。 歩道が、雪に埋もれている。 輪王寺付近の状況から見ても、おそらく雪は少ない方ではないだろうか。 北風が強く吹いて、身が切れるほどの寒さ。 午前…
2月5日、毎年恒例の日光へ向かう。 午前6時、朝焼けの浅草。 隅田川を渡る風が、冷たい。 今回は、浅草から東武の新型特急に乗る。 特急リヴァティけごん1号。 下今市で、鬼怒川方面と東武日光方面に分割する。 この特急の導入で、それまでの快速が全廃にな…
12月17日、横浜市金沢区の称名寺へ。 毎年最後の放浪は、ここに行くと決めている。 午後12時、京急金沢文庫駅に到着。 乗って来た、『青い京急』。 金沢文庫駅に着いた時点で、架線支障が発生してダイヤ乱れが生じた。 称名寺に行っている間に、平常に戻れば…
…展望広場から、メイン道路へ。 脇道に入って、南口に向かう。 この先に、吊り橋がある。 森林公園内に点在する沼の一つ、あざみくぼ沼を渡る。 吊り橋上から…。 あまり揺れなくて、少し拍子抜け。 午後1時半、運動広場に出る。 森林公園全体図。 地図上の…
…森林公園は、東京ドーム65個分の広さが有り、南北に長い。 園内全てを回るならサイクリングだが、狭い範囲なら徒歩でもいい。 今回の狙いは紅葉。 特にカエデが集まっているカエデ園は、南口から約3キロ先。 丘陵の坂道を登って行く事になる。 この後の…
12月5日、森林公園へ紅葉狩りに行く。 午前8時に出発、武蔵野線と東武東上線を乗り継いで森林公園へ。 この日は川越に寄る予定もあるので、時間との戦い。 午前10時40分、森林公園駅到着。 川越から先に行く事はあまり無いので、久々に来た。 駅前。 こ…